酸素療法

酸素欠乏症について

肺結核後遺症、肺気腫、じん肺、間質性肺炎など肺の疾患はいろいろあります。

しかも、これらは治ることはない病気であり、肺炎などを繰り返すことにより肺が悪くなっていく可能性があります。ですから、肺の悪い方は風邪などにも気をつけて肺炎にならないように注意する必要があります。

また、医師も配慮して治療を行われなければなりません。
しかし、肺が悪くなると酸素の取り込みが低下し、やがて酸素欠乏状態になってしまいます。

酸素欠乏症について

治療について

酸素欠乏状態になると酸素の吸入が必要になります。現在の日本では病院だけではなく、家庭でも必要な場合は在宅酸素療法が行えます。

ところが、常に酸素吸入をしながら生活することに対して拒絶感を持たれる方もみえます。実際、酸素を吸入することにより息苦しさがあまり軽減されないこともあるためです。

たしかに酸素療法の効能として呼吸苦の改善がありますが、最も重要な効果は自覚症状とは別のところにあるのです。

人間の体は、心臓から体全体に血液が送り出され、また心臓に戻ってきます。戻ってきた血液は今度、心臓から肺へ送られ、肺で酸素を受け取り、再び心臓から体全体に血液が送り出されます。ところが酸素が低いと、肺の血管は収縮する性質があります。肺の血管の収縮により心臓に負担がかかり、やがて心不全になります。この現象は、肺によって心不全になるため、肺性心といいます。

逆に酸素欠乏の方は、酸素を吸入することにより肺の血管の収縮が改善します。心臓の負担が軽減され、心不全が改善し寿命が延びるのです。動いたときに息苦しい方は酸素欠乏の可能性もありますので、ご相談ください。